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RFIDという言葉は聞いたことはなくても、電車の乗車カードや高速道路の自動料金収受システム、電子マネーなどすでに私たちの身近なところにRFIDは存在しているのです。さらに一般に広く普及されるまでにはいくつかの課題をクリアにしなければなりませんが、RFIDが果たす役割が大きいと期待されていることから、今度も注目されるはずです。
世の中を便利にするICタグ・RFID。物流の世界ではなくてはならないものになってきています。そんなICタグ・RFIDにはどんな特長があるのでしょうか。どんなメリットがありますか。これから期待されている使われ方や基本的な動作原理、そしてICタグ・RFIDの課題についても見てみましょう。ICタグ・RFIDの基本を知れば、日常生活がどれだけ変化しているのか、どれだけ便利になっていくのかが見えてきますよ。
ICタグ・RFIDは、最新の技術のようですが、意外と古く第二次大戦時代までさかのぼることができます。技術としては出来ていたのですが、ICタグ・RFIDとして実用化されたのは1980年代です。ただ、1990年代の前半までは、電池内蔵型の大きな、そして割高なICタグ・RFIDしか作れませんでした。その後、半導体技術も向上し電池なしでも利用できるICタグ・RFIDが作られるようになりました。
2000年になると、ICタグ・RFID普及のために、標準化を整えるために、業界団体や、各国政府が動きはじめています。例えば、ICタグ・RFIDで利用できる電波の周波数帯を見直し、増えていくICタグ・RFIDへ対応したり、ICタグ・RFIDによるプライバシー問題への対処方法などの話し合いが行われるようになりました。保護ガイドラインの策定などが行われました。
商品やパーツの管理をするのであれば、バーコードなどの方が、明らかにコストは安くすみます。バーコード・リーダーも非常に安価に作れます。しかし、ICタグ・RFIDの方がいいのはどうしてでしょうか。ICタグ・RFIDの場合は、見えなくても読み取れるというのが一番大きいでしょう。これは、ベルトコンベアーで運ぶときにICタグ・RFIDが表になっていなくていいということです。それで人件費削減にもなります。
ICタグ・RFIDならではの特長をみると、第一に、製品一つずつ個別にIDをつけるので厳密に管理可能であることがあります。次に、目に見えない位置に貼られていても、読み取れるというのは大きいですし、センサーが離れていても読み取れます。。また、ICタグのデータを書き換えることもできるのは、バーコードなどではできない特徴になります。
物流の世界では、1分でも1秒でも速く届けるために過激な競争をしています。その為には、商品管理が非常に重要で、間違わないように的確に届けなければなりません。そこで、ICタグ・RFIDが利用されています。ICタグ・RFIDを使うと、センサーで一度に商品を確認できますし、表に見えていなくてもセンサーがICタグ・RFIDを読み取るので、効率的です。
生産者が誰なのかというトレーサビリティーが重要になってきています。ICタグ・RFIDを生産地で取り付けて、最終の店舗に並ぶまで、どこを通ってきたのかを記録するというのが出てきています。さらに最近は、リサイクルまで含めて追いかけることをやっているので、ますますICタグ・RFIDが重要視されてきています。今後は、ICタグ・RFIDがついているのが当たり前になるかもしれません。
ICタグ・RFIDは個別の商品の情報をいろいろ引き出すことができます。なので、消費者がその商品の生産地や製造過程、さらにそれに付随した情報も見ることができます。例えば、食材なら産地、生産者、経由した卸売市場、そしてその食材を使ったレシピまでも見ることができます。ICタグ・RFIDがキーになって、情報を引き出してくれるわけです。
ICタグ・RFIDを薬のビンやラベルに貼り付け、それを携帯電話などで読み取ることで、薬の飲み方や、他の薬との飲み合わせはどうなのか、それ以外に注意すべきこと、食べ物との組み合わせなど、注意事項を表示するといったこともできます。印刷された説明書と違い、常に最新の情報を表示することができますし、商品個別の有効期限なども表示することができます。
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